日本とNYの時差は13時間。。時差ぼけは自然なことですね。今回は日本から帰り,こちらの時間に戻るのに2週間くらいはかかりました。私だけでしたら直ぐにセルフヒーリングや自己暗示をかけながら戻る事が出来るのですが、2歳の娘はおかまい無しに、寝たいときに寝て起きたいときに起きるので、変に自分だけ早くもとに戻すことをやめ、彼女に合わせてゆっくりと時差ぼけをなくしました。
しかし、朝だと思って起きると夜中の1時、そして夜明けに又眠くなり、次に起きたときは夕方過ぎ。。お日様にあたらないと、なんだか憂鬱な気分になりますね。
さすがに夜中の1、2時から寒い外に出る事もしたくないので、時間を持て余し、24時間見る事のできる子供用のテレビ番組を見る事に。。。そう、”Barneys”、日本でも確か”バーニーと愉快な仲間達”というタイトルでやっている(と思います)、かなり一般的な子供番組です。奇抜なピンク色の恐竜が楽しく歌ったり踊ったりしてまるでミュージカルの様、とてもアメリカの文化そのものです。
そして今回見たタイトルは”You are special”まあ、日本語に訳すとそのまま”あなたは特別”です。
約2、30分の番組ですが、そこからのメッセージは大きなものでした。
バーニーは歌って踊りながら子供達にこう問いかけました。
「自分の姿を良く見てごらん?目の色は何色かな?髪の毛は?」
子供達は自分の姿を鏡で見る。
「そう、君は特別で、同じような人はいないんだよ。違う事は素晴らしいんだ。だから君はとっても特別!」
「君が特別なのは外見だけではなくて、君の周りにいる人々、家族にもよるんだよ。」
「君はありのままの自分でいいんだよ。誰も同じひとなんていないんだ。」
「これから君が始める活動は何かな?それによっても君は特別なんだ。」
「だから、だれか他の人になろうとはしないでね。だって君は特別だから!」
子供達のセリフはというと。
「そう、私と同じような子なんて誰もいないの。だから私はとっても特別!」
「私は特別な存在として生まれたの。特別な事ってとてもいい事よね!」
私は目から鱗が出たような感覚で、この2ヶ月間、日本で忘れていたyou are specialをこの一般的な子供番組に思い出さされた様です。日本にいると人と違う事をするとどこか人目が気になるような後ろめたい感覚に知らず知らずと影響されていたのでしょう。
そう、誰とも比べる事なく、自分は自分であっていいのです。自分は特別な存在である事を。。誰もが持っていない才能がある事を。誰かを真似するのではなく、自分のその特別な個性を大切にする事。人は一人一人違いそれが当然なのです。
おおなんて素晴らしいのでしょう!私が唖然としている所にバーニーは
番組の最後に捨てゼリフ(いやいや決めゼリフ)に”But remember I love you!だけど僕は君の事を愛しているのを覚えていてね!”と投げかけたのでした。
そう、人と違う事ってなんて素晴らしいんでしょう!
ああ、アメリカに戻って来て良かった!
