<過去生退行体験記>
タヒチの女性。おばあさんが長老という家系。イルカと泳ぐことに安らぎを感じ、海で多くの時間を過ごす。長老に「あなたはそちらの世界の人だから、そちらで生きていい」と言われる。まわりの人々にうまくなじんでおらず、神様、自然、人、というようなカテゴリーで見たとき、むしろイルカたちと一緒、つまり自然の一部だ、と認識されたようだ。29歳で、部族の争いにより命を落とす。今生へのメッセージは、「そのままでいい、自分らしく、好きなように生きなさい」。「自分の住みやすい世界で生きてもいい」と許されたのに、それからほどなくして亡くなったからだと感じた。
…2回目のヒプノセッションで初めて過去生退行をお願いしました。「2回目だとうまく戻れないかもしれません」と真理子さんに言われましたが、子どものころの風景から遡ってすんなりとイメージが浮かびました。子どもの頃に戻ったときには、写真にあった昔の家を自分の目線で見
ているような景色が広がって、「この部屋はこうなっていたんだ。これは潜在意識にある記憶なんだな」と納得できました。過去生では、海と白い砂が見え、「そこはどこですか?」と言われても、最初は「南の島」としか分からなかったのですが、Q&Aを続けているうちに「タヒチ」という言葉が急に頭に浮かびました。「何歳で亡くなりましたか?」と聞かれ、『全然わからない……』と思っているのに「29歳」と答え、「どうして亡くなったのですか?」という問いには『わかるわけないのに……』と思いながら「部族の争い……」と口をついて出ていて、普通のセッションでの質疑よりももっとずっと不思議な感覚でした。
実は、過去生退行をする前、セッションの最初にレイキを受けている最中から、日焼けした肌の自分が白い砂浜に立ち、波が引いたり寄せたりしているイメージがずっと現れていました。そのせいで過去生でも勝手にタヒチをイメージしてしまったのでは、と不安になって真理子さんに聞くと、「そういう方は多いです。潜在意識が今回のセッションで見せる過去生を最初から決めていて、イメージを見せるんですよ」と説明されました。不思議度いっぱいでしたが、楽しい体験でしたし、今生へのメッセージは、いまの私の生きる指針そのものです。日焼けしているのが好きな理由も分かった気がします。実際に今生でもタヒチを訪れてみたいと思っています。
