僕は、ジストニアと言う神経障害の病気にかかり、ピアニストとしてスカウトされニューヨークに来たにもかかわらず、両手の指が勝手に内側に曲がってしまい、バイエル(初心者向けのピアノ教本)すら弾けない状態までになった事がありました。
(この状態が数年続きました。)
思春期の一番遊びたかった時期にも、ひたすら練習に時間を費やし、これ以上出来ないほどに頑張った結果、ニューヨークと言う憧れの場所にスカウトしてもらい、リンカーンセンターでデビューし、カーネギーホールでも演奏し、イタリアでのレコーディングも決まり、全て順調に思えた時にかかった病気だったので、生きていく事に理由を見出せない時期がありました。
毎日どうやったら楽に死ねるだろう・・・と考えていた時もあります。
東洋医学から西洋医学、考えられる限りの全ての治療を試しましたが、全く効きませんでした。マッサージやストレッチなど、本当に色々試しましたが、何も変化がありませんでした。身体のほかの部分は随分健康になりましたが、肝心な手の症状は変わりませんでした。
そんなある日、新聞広告でニューヨークでの催眠の中根真理子先生の事を知り、一か八かでアポを取りました。
騙されても良いと思っていたので、心は大全開で挑んだ結果、1回目からかなり深い催眠に入り、
自分自身と向き合えました。
医者には、一生弾けないだろうと言われたピアノですが現在は右手は、ほぼ完治しました。
左手は、人差し指と親指以外は未だ動きませんが、両手合わせて7本の指が動くので、演奏が可能になりました。
それによって昨年に、病気になって以来はじめての演奏を念願のイタリアで出来、それがきっかけで毎年イタリアに招聘してもらう事になりました。今年は、ニューヨーク市内のスタンウェイホールにてリサイタルを行い、その収益金をディストニア病の研究施設に寄付する事が出来ました。
一か八かで、カナダで行われる障害者の為の国際ピアノコンクールにて、上位4位を頂きました。このコンクールには、折角の音楽的才能と将来の目標を持ちながら、事故や病気で麻痺になったり、足の機能を失ったりした方が沢山参加されていて、皆さん素晴らしい演奏をされていました。
自分の問題がちっぽけに見えるほど、皆さん前向きにしっかり人生を歩んでいました。
中根真理子先生とは、3回ほどのセッションで、これらの全てが可能になりました。そして、言葉にならない程の、沢山の素晴らしい経験も
し続けてています。本当に感謝しています!
